[4]思想弾圧
権力による思想弾圧は、間接的に繰り広げられている。
また、今なおレッドパージが横行。
だが、それらの実行にあたっては民衆に見えざる力を介して周到に行使される。
こうした権力の暴挙を訴える組織や団体は、民衆の理解を殆ど得ることのないまま運動を展開させてゆく。
これにより反権力と民衆の間には齟齬と軋轢が生じ、埋まることのない溝を作り上げる。
これは権力の策であり、大々的なキャンペ−ンを貼られなければ「意思表示」の名を借りて立ち上がることも出来ない飼育された民衆のか弱さを物語っている。また、理解を得ることを前提としない組織は、その重要性を看過し、先鋭化の一途を辿って行く。