[5]秋津列島解放戦団
先鋭化された組織の代表として上げられるのが「秋津列島解放戦団」である。 彼らは「主張」の前に「権力打倒」を掲げており、その過激さにおいては他に類を見ない本格的な都市ゲリラ組織である。
この組織は大きく分けて二つの組織から成っている。
ひとつは極左組織の「五派評議会」。そしてもうひとつは民族派の「郷遵(きょうじゅん)」。
彼らが手を組んだのは権力打倒のためのみであり、まさに呉越同舟と呼ぶにふさわしい組織形態である。