[8]稜州告発ビデオ「fakton」
ある日、各国の大使館及び国営テレビ局宛に一本のビデオが届けられる。 差出人不明のそれは、エスペラントで真実を意味する「facton」と名付けられており、内容は主義国家・稜州の内陸部において、日本の製薬企業と稜州のインナーサークルが結託し、人民達から非人道的な搾取を繰り広げている、というものであった。
やがてそれはネットにも流出し、様々な流言が巷を跳梁することとなる。