（空から聴こえる声）
金持ちのばかどももゲームに近い。
ホームレスも生き死にのゲーム。
すべては灰になるが。
実際は、灰ではなく・・・。

真実は、死ぬと本当は・・・

（男）
すっげえその話気になるけどさ、話脱線してるよ
なんだぁこの世界は

（空から聴こえる声）
夢だ。これは夢だ。本当に。
＜扉＞を探せ。
いつものように。

おまえは毎晩寝るたびに夢をみていた。

人間の言う、夢は、かすかに記憶できた
＜夢＞の世界の記憶を辿っているにすぎない

本当は
夢の世界というものが
あった。
まぎれもなく。

（男、携帯電話で）
なんかまた難しい話なんで、あの仮面の男何よ、
ケータイいらねーか

（空から聴こえる声）
これだけは言おう。
仮面の男だ。
逃げろ。
死にたくないならな。
また、消されたくなかったら。
または、異次元に飛ばされたくなかったら。

（男）
どうせまた世界は始まるんだ、そうだこんな無意味な世界あるはずがない。
俺は善良な市民だ。
会社帰りにまずいラーメンすする最高のサラリーマンだ、ボーナスは無いけど。

（空から聴こえる声）
はやく、扉を探せ

（男）
おお、そうだ

（男）
また、世界がはじまる。

（空から聴こえる声）
残念だ。
この世界でおまえは、
止まっているのだ。

（男）
俺はもう一人の俺だ
なに言ってんだお前は

（空から聴こえる声）
つまり、夢の世界で死ねば、現実世界でも死ぬということだ。