90年代に入り、長引く冷戦は新たな局面を迎えようとしていた。 長年その象徴として東西に分断されていたドイツを[評議会連邦]が統一したのである。 これにより[合衆国]と[評議会連邦]、二国間の軋轢はピークに達しようとしていた。
国際社会への影響を恐れた[合衆国]は早急に対策を検討、以前から進めていた、ある計画を実行に移す。 その計画とは今なお占領政策の影響下にある日本の首都を移転させ、東京を再建する、というものだった。
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